
まずは
どのようなお産をしたいか一緒に考えていきましょう。


当院では妊娠20週頃と35週頃の2回、どのようなお産をしたいか、おっぱいはどうしたいか、赤ちゃんと同室がよいか異室がよいか、母体の体調管理等、時間をとってお話しした上で、どのように進めていくか決めていきたいと思っており ます。20週・35週に限らず、いつもでもご質問にお答え致します。
当院では、無痛分娩、自然分娩に加え、下記のオプションをご用意しています。
□ 計画分娩
予定を決めて、その日にお産みいただく方法です。
□ 立ち会い分娩
ご主人に立ち会っていただくことが可能です。お産までの間付き添っていただくことも可能です。
□ 帝王切開
どうしても経膣分娩が困難な方もいらっしゃいます。その場合当院で帝王切開が可能です。

上記の分娩方法以外に何かご希望があればお伝えください。
医療的に可能なことにはお応えするように考えております。

当院の無痛分娩について
実績と技術、確かな体制で高度な「無痛分娩」を目指します。
当院では年間約600例のお産のうち、約80%の方が無痛分娩で無事元気な赤ちゃんを出産しています。無痛分娩が認められた早い段階から積極的に取り組み、現在ではのべ4811件の無痛分娩実績があります。
直近の分娩実績は→こちら
当院の「無痛分娩」のコンセプト
「無痛分娩」とは、決して特別なものではなく、長くから世界で行われ、発展してきたものです。例えば現在欧米諸国では特別な場合を除く一般的なものとして行われています。
日本でこれまで普及しなかったのは、「お腹をいためてこそ母になれる」あるいは「 元気な子供を産むには自然分娩が一番」など、科学的な根拠に基づかないゆがんだ精神論で大切なお母さんと赤ちゃんを、技術の恩恵から遠ざけてきたことも一因と考えています。
また一方で、新しい技術を取り入れたり、リスクを負うことに及び腰である病院にとってみれば「無痛分娩」は適したものではない、となるでしょう。

私たちは、大切なお産のためにお母さんのリスクと戦い、
より安全で素晴らしい出産経験をご提供します。

当院の管理体制についての詳細は→こちら

無痛分娩の流れ
当院では硬膜外麻酔を用い、背中から細いチューブを硬膜外腔という部分に挿入してそこから麻酔薬を注入して痛みを和らげます。ここでは、硬膜外麻酔による無痛分娩のスケジュールをご案内します。
Process 1
分娩前日の夕方にご入院いただきます。
当院では余裕をもった計画的な手順を進めるために、前日の夕方にご入院手続きいただきます。
Process 2
硬膜外腔に麻酔のチューブを挿入します。
挿入部には非常に細い針で局所麻酔をします。(歯科の麻酔とほぼ同じ麻酔ですが、歯の麻酔ほどの痛みはありません。)
Process 3
子宮の出口を開くための準備の処置をします。
早くお産が進むためには子宮の出口が開きやすくやわらかくなっていることが必要で、そのための準備になります。

分娩では、陣痛誘発剤を点滴して陣痛をつけていきます。
陣痛誘発剤は分娩の際、人間の脳から出るホルモンの一種です。けっして毒ではありませんので、それ自体がお母さんやあかちゃんに害になるようなことはありません。しかし、いっぺんに大量に投与してしまうと強すぎる陣痛が来て、赤ちゃんが疲れてしまうようなこともありえます。そのため陣痛誘発剤の点滴は、ポンプを使って極少量から少しずつ増やしていきます。また、赤ちゃんが元気かどうかをモニターしていきます。
Process 1
子宮の状態を随時チェックしていきます。
子宮口があまり開いていない場合、子宮口をさらに開きやすくするため、サービカルバルーンという風船を子宮口に挿入する場合もあります。
Process 2
陣痛をコントロールしながら分娩の進みを確認します。
少し痛みを感じてください。全く痛みのないところからはじめてしまうと、ほんの少しの痛みの変化を非常に強く感じてしまう場合があるためです。また、あまり早く麻酔を始めてしまうと陣痛がつきにくくなって分娩が進みにくい場合もあるためです。ただ痛みは我慢せず、なんとなく痛みを感じたらすぐ伝えてください。
Process 3
麻酔を調整して本格的に痛みを取る過程に入ります。
麻酔薬を注入して15分から20分ぐらいで痛みがとれてきます。痛みがとれてこないと感じた場合はもう一度麻酔薬を注入します。また15分から20分待ってまったく痛みが取れなければチューブを入れ直します。効いていたのに痛みが出てくる場合があります。その時は我慢せず痛みをなんとなく感じたらすぐお伝えください。硬膜外麻酔の欠点として部分的に痛いところが残ってしまう場合があります。その場合は他の方法をあわせて使う場合もあります。
Process 4
子宮の出口を開くための準備の処置をします。
当院で使用している麻酔薬は痛みをとりますが、触られる感覚は残ります。それを痛みと感じてしまう方もいらっしゃいます。痛みだけをとることを目的とした麻酔薬ですので、基本的に運動神経は麻痺しません。歩いてトイレに行くこともできますし、もちろん分娩のときにいきむこともできます。まれに足がしびれたようになることもあります。
硬膜外麻酔のデメリットと、当院の対策について
神経の走行に個人差もあり、部分的に痛みが残ったり、片側しか効かなかったりする場合があります。
痛みの神経と運動神経は近い位置にあるため、運動神経も一緒に麻痺してしまう場合があります。普通に歩けるつもりで歩いてしまうと力が入らず転倒してしまう可能性があります。
脊椎の骨折や椎間板ヘルニアの既往がある方、出血しやすい状態にある場合この方法は選択できないことがあります。
合併症としてはチューブ挿入部からの感染、脊髄神経を傷つけてしまう場合や、脊髄周囲の血管を傷つけてしまい血のたまりを作ってしまうことなどがあります。また、強い頭痛が発生する場合もあります。基本的には硬膜外麻酔の経験豊富な医師が挿入するため、そのような危険性はほとんどありません。
無痛分娩についてよくあるご質問をまとめました。
その他お問合わせも受けしております。フォームよりお気軽にお問合わせ下さい。
無痛分娩の費用について
ご利用別シミュレーションをまとめました。 (下記料金に部屋料金は含まれません。)
予定無痛陣痛
無痛分娩麻酔手技・麻酔管理料
+ 100,000円
緊急無痛陣痛
緊急で無痛分娩を希望される場合
+ 100,000円
※無痛分娩を希望される方は、麻酔実施・管理上個室にご入院いただきます。
※個室代には消費税が加算されます。
※入院が延長する場合は産前では1日2万円、産後では1日3万円(新生児管理保育料1万円/日含む)が加算されます。
個室の場合は延泊分の個室代を合わせてお支払いただきます。

入院のご案内
入院準備
~退院のときに着るご自分の服だけあれば、他のものはほとんど当院でご用意いたします~
入院のためにご用意いただくものはほとんどございません。
退院のときに着るご自分の服だけあれば、他のものはほとんど当院でご用意いたします。
【セット内容】
大きなトートバッグに必要なものを全て入れてお渡し致します。
【入院時に当院がご用意しているもの】
病衣・シャンプー・リンス・タオル・歯ブラシセット・ショーツ(前開き)・ブラジャー(前開き)・ナプキン・産後用ナプキン・ベビーオリジナル肌着・ベビー肌着・ベビー用タオル・おくるみタオル(※)・折りたたみ傘
※おくるみタオル
セットの中にフード付きのおくるみタオルが新たに加わりました。
こちらは大きくなってからもお風呂上がりやプールの時にも使えて便利です。
フードにはかわいい耳もついています。


ご出産
~帝王切開について~
バースプランに沿ってご出産のサポートをすすめていきます。当院では陣痛、分娩、回復までを一つの部屋でできるので、リラックスして分娩にのぞめます。また、どうしても経膣分娩が困難な方もいらっしゃいます。
その場合も当院で帝王切開が可能です。
~骨盤位(逆子)の出産について~
出産時まで骨盤位(逆子)の時は、帝王切開を選ぶケースが多くなりますが、当クリニックでは経産婦の方に限り、相談の上、条件が揃えば経膣分娩も可能です。
また、ツボによる骨盤位(逆子)の矯正も行っております。それでも改善されない場合は安産灸もおすすめしております。どうぞクリニックにてご相談ください。
ご出産後
~新生児担当の医師が入院中の赤ちゃんの診察を致します~
ご出産後は、皆様により安心な入院生活を送って頂くために、新生児担当の医師が入院中の赤ちゃんの診察を致します。 退院後のご心配もどんどんお聞きになって下さい。

<面会時間について>
当院では面会時間は特に設けておりません。お子様の面会も原則的に制限しておりません。ご都合の良い時間にご来院いただけます。
<お食事について>
入院中のお食事は3食ともすべて手作りです。メニューも豊富にあり、デザート付きです。
